市職員は民間企業と異なり、職種が特殊で多岐にわたることから、仕事に求められるイメージがしにくい。だからこそ、独自の対策をした上でエントリーシート記入や面接に挑むべきと当サイトで何度も訴えている。
これまでは、面接を担当した職員が執筆した対策本をオススメしてきたが、その本は公務員としてダメな志望動機・自己PRの例を学習する点で良かったが、他受験生と差別化するには今ひとつであった。
今回、現役の生駒市長が出した著書は、まさに私が訴えかけたかった「これから市職員に求められること」が書かれており、エントリーシートや面接対策に最高の良書となっていたのでお勧めする。
公務員面接を勝ち抜く力本の内容紹介
本書では、面接の心構え、公務員を取り巻く環境の変化、公務員に求められる力など、公務員面接を勝ち抜く力を培うために不可欠な対策を40のポイントにまとめました。
著者は、奈良県生駒市の小紫雅史市長。
首長の立場から、「今」そして「これから」、基礎自治体や公務員が直面すること、「リーダーシップ(始動力)」「協創」の力など公務員として不可欠となる能力(スキル)を解説しています。
「人口減少社会」「ITやAIの進化」「人生100年時代」……。
新時代を担う未来の公務員へ向けた本です。
第1章 「人物重視」採用の面接で問われていること
第2章 公務員をめざす人に知っておいてほしい 公務員を取り巻く環境の変化
第3章 これからの公務員に求められる能力
第4章 本当のリーダーシップを身につけるために
第5章 「協創」の力を育てよう!
第6章 こんな取組みが人間力アップにつながる
この本は、まさに「他受験生と差別化すること」に特化して書かれた本である。実際に、私はこの本を執筆した生駒市長の講義を聞いたことがあるが、市民を巻き込み行政と地域振興を図る政策を徹底し、最小の労力とコストで最大の効果を得る志に感動した。
現役職員が呼んでもためになる本なので、受験生には是非お勧めしたい。
“現役市長が出した公務員面接対策本が良書すぎる” への1件のフィードバック