市役所が求める人物像をめっちゃわかりやすく解説します

動画は2019.12.20 18:30~公開します

今回は、こちらの質問にお答えします。

「先日、とある町の最終面接で不合格になりました。集団面接の中で、経験者はゼネラリストではなくスペシャリストがほしいと言ってました。 ですが、部署は5年おきに人事異動があるはずなのに、スペシャリストって何だって疑問が込み上げてきました。社会人採用のほしい人材、役割って何だと思いますか?」

自治体が求める人物像がよく分からない要因は、人によってころころ言葉が変わることです。

その理由として、 自治体独特の求める人物像があるのですが、それを一言で言い表せないからです。

はっきり言うと、行政は民間企業のスペシャリストの意味よりも、ゼネラリストよりの方を求めています。

スペシャリストというと、その職種専門の方ですね。例えば、広告代理店で働く例を挙げると、監督、動画撮影、音声録音、編集担当と事細かく分かれています。 で、ゼネラリストは幅広い分野で仕事において活躍できる人です。 この中で、動画撮影ができる人が、オレ町のPRする機会のために 動画撮影できます。と強調されても、落ちます。100%おちます。

なぜなら、社会人経験枠では、新卒にもっていない知識を持っている人を 採用したいわけでないからです。

ここで、国家総合職(社会人枠)の説明がすごくわかりやすく 求める人物像を募集しているので、読み上げます。

1.求める人材

(1) 公務に対する強い関心と、全体の奉仕者として働く熱意を有する者

(2) 適切かつ効果的に対人折衝・調整を行うことのできる能力を有する者

(3) 職務経験を通じて体得した効率的かつ機動的な業務遂行の手法その他の知識及び能 力を有し、即戦力となる者

(4) 職務経験を通じてその知識及び能力の向上が見込まれる資質を有する者

この4点の中でも、2と3が大事

(2) 適切かつ効果的に対人折衝・調整を行うことのできる能力を有する者

(3) 職務経験を通じて体得した効率的かつ機動的な業務遂行の手法その他の知識及び能 力を有し、即戦力となる者

つまり、社会人として人付き合いがうまくて、これまでの職務経験を通じて得た経験・知識を活用して、業務を遂行する上で役立つことができる人を求めているわけです。

ここで、職務経験を通じて得た経験・知識を活用して、業務を遂行する 上で役立つことができる人であることをPRするために、具体的に面接官に説明しないといけないわけです。

だからこそ、経験者採用枠にはあなたがこれまで経験した業務を活かして、市にどのように貢献できるか書いてくださいという論文が多いわけです。

つまり、社会人の方は行政の役割をしっかりと把握した上で受けることが 前提となっております。

銀行員の方は、窓口のお客さんを待たせないために効率良く事務を進める能力がありますね。 営業担当の人は、企業訪問しているので企業誘致など事業者と連携して行う事業に携わることで持ち前の経験・スキルが生きますね。

小売業の方は、接客 そして本社と連携してあるいは店長と連携して パートの方の管理して売上を上げることが重要です。 窓口対応はもちろん職員複数人と連携して、一つの事業を形にする 業務にこの経験を活かせますね。

具体的には、新規事業の立ち上げです。ふるさと納税事業の立ち上げなどです。今から、地域組織の再編という大きな仕事もあったりします。

地域組織の再編とは 主に南砺市が自治体全域で行っていることなんですけど 少子高齢化が進みにあたって町内会・婦人会・消防団など各組織を束ねて、大きな組織として効率良くその地域を運用していく取り組みです。

これを行政が推進しようとすると、複数職員で各地域に説明にいったり 多くの関係事業者・関係者に説明しなきゃいけないということです。

この社会人枠では、行政の役割そして自分の経験・知識の活かし方を 伝えなきゃいけないので、まさに民間経験がある現役市職員の私の得意分野です。 コメント欄でも構わないので、 なんでも質問してください。 高評価もいただけると幸いです ありがとうございました!

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