万全な対策しても市役所から不採用通知を受けた事例

私はこれまで多くの受験生を指導してきたが、中には志望動機も自己PRも完璧で、筆記も通過し、面接もばっちりな受験生が落ちてしまった事例を紹介する。

もしこれから言う事例に当てはまる場合は、早急にその原因をつぶしにかかってほしい。

それは、、、

志望市役所から遠方に住んでおり、採用後、その地域から引っ越すことができない場合である。

特に公共交通機関が充実していない地方部では、遠方に住む人は嫌われる傾向にある。

なぜなら、市役所はその地域を緊急時に防災から守る前線部隊となるので、遠方に住んでいると緊急時に駆けつけられないからだ。

また、県庁や国の機関と異なり、多くの職員の通勤時間が短いので、通勤時間が長い職員は特別目立ち、採用したくない傾向にある。

平常時も、男性職員は消防団に加入が困難であり、また男女とも地域行事の参加が難しいことがある。

私が指導したその女性も、志望市役所から片道1時間の距離にあり、子どもがいるので、採用後すぐ志望市役所に引っ越すことができない状況であった。

集団面接では、面接対策をしっかり行ったので、かなり手応えがあったと聞いた。

ところが、最終面接では、なぜわざわざ遠方からうちの市を受けたのか、圧迫ぎみで質問を何度も受けた様子である。

結果、不合格であった。

この事例のように、あなたを合格させない外的要因は、受験前に徹底的に潰して欲しい。