石川県で有名な液晶メーカー EIZOの採用担当者はこう言っていた。
「中途採用の場合、職歴が重要。例えば、名前が知られていない中小企業や個人事業主の職歴の人よりも、
大手企業に勤めていた人を優先して採用したい。」
これは公務員の面接にも
少なからず該当する。
採用担当者の立場になってみればわかる。
見ず知らずの受験生の性格、能力を10分で把握することは
素人には困難であり、市役所は人事異動が多く発生していることから
採用担当者も面接のプロではない人もいる。
その場合、検討材料として学歴、職歴が重要となる。
ただし公務員試験の場合、筆記試験があるので
あまり高学歴ではない人でも点数を取ることができれば
学歴のハンデは克服できる。
しかし、新卒ではない方の場合は
同世代の公務員にはない能力、経験を求められている面があるので
職歴が重要となる。
その職歴で高評価を得やすいのは
やはり大手企業勤務経験がある人である。
そのため、都市部でしばらく働いた後
地元にUターン就職したいと考える学生も
最初は就活を頑張って大手企業に入ったほうが
後の転職も大変円滑に進むようになる。
これは私の経験上明白である。
富山市役所のある新人職員と知り合ったが
彼女は大和ハウスの設計担当から技術職区分で合格した経緯があった。