最近、市役所上級試験の一次通過基準はとても低くなりました。
自治体によっては筆記5割でも最終合格を出す自治体が現れ、逆に筆記で7、8割とっても落ちてしまう人が続出しています。
つまり、人物評価重視になってきているということです。
ということは….
既卒の人にとっては、今まで以上に二次対策を徹底しなければ、絶対に受かりません。
なぜなら、筆記重視なら高得点であれば採用されますが、人物重視となると、どうしても新卒のほうが基準が低くなり、採用されやすいからです。
そこで、過去に私は面接対策として、以下の対策法を書きました。
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次は個別面接が必ず控えています。
公務員は筆記試験で大勢がふるいに落とされるので
民間と比較して、面接を甘く見がちです。
しかし、そこに大きな落とし穴があります。
私自身が市役所の二次面接対策としているから、わかりますが
自分という商品を限られた時間内でアピールできるために
自分のPRポイント、志望動機
この2つを徹底して練り上げなければ
面接で好評価を受けることは不可能です。
そのため、以下の2冊を読みましょう。
本の方針に従って、自己分析して下さい。
この2冊は公務員の人事担当者が書いたものですので
他の本と違い、公務員ならではの評価ポイントや面接の進め方が面接官の立場から書かれていて、分かりやすいです。
本番の不安が消えます。
また、志望動機などを書く面接カードも
上記の本を読んで、自分で作りましょう。
その後、必ず誰かに添削を受けて下さい。
ジョブカフェでは無料で添削してくれます。
さらに、ジョブカフェなどで面接指導を受けて下さい。
*ジョブカフェは無料で面接指導も行っています。
友達などで協力者がいる場合は
面接官になってもらうなどをしてもらい
客観的に見た時の態度と言動についてアドバイスしてもらいます。
現職人事が書いた公務員面接対策を読む
↓
自己分析する
↓
面接カードを完成
↓
ジョブカフェ、友達の協力を得て面接対策と面接カード構成を徹底的に練り上げる
以上の対策で、公務員の面接を突破しましょう。
優良な参考書だけでなく
誰かの意見と聞くなど指導を受けたほうが
実力があがります。
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これが0円〜数千円程度でできる最良の対策法です。
しかし、上記の対策をした方は気づいていると思いますが
これだけでは、市役所の面接官が求めている人物像がはっきりしないのです。
民間であれば、ウェブデザイナーを募集していて、自分にそのスキルがあれば採用されますし、面接でアピールすることは明確です。
ところが、市役所では医療、介護、観光など…幅広く業務に携わることになり、しかも利益第一主義でないので、求める人物像がはっきりしません。
現在市販の参考書をいくら読んでも、ジョブカフェや予備校の模擬面接を受けても、市役所の担当者が求めている人物像がわからないので、いつまでたっても不安が消えないのです。
そのため、いくら志望動機や自己PRで素晴らしいことを述べても、市長や担当者が求めている人物像とズレていて、採用されないのです。
だから、いくら対策しても安心できないし、合否基準が明確でないから毎年公務員浪人をしている方が続出するのです。
そこで、市役所の面接に既卒一発合格した知人が実践した
このテキストを購入してみました。
注文後、2日で到着。
半信半疑ながら、一般書籍を同じ内容だろうとテキストを読み始めました。
結論から言いますと、この講座の面接対策方法は斬新です。
著者自身、王道なんてないとおっしゃられていますが、この講座で解説されている
各地方自治体が求めている人物像をリサーチする方法は目から鱗だった。
その方法を実践することで、市役所の採用担当者が求めている人物像が明確にわかります。
そして、その人物像に合わせて、自分の持ち味を関連づけせることで…
市長や担当者の心に響く志望動機や自己PRを作れてしまうのです。
例えば、その自治体が今後国際都市として力を入れ、グローバルに活躍できる人材を求めている場合。
他の受験生はそんなことも知らず、自分で思い付いた長所などをアピールしている中、
自分だけグローバルでも通用する人材としてアピールできるので、市長や採用担当者の心にぐっと響いて採用につながるのです。
既卒ですと、これぐらい差別化した面接対策をしなければ、確実に合格を勝ち取ることができません。
つまり、このテキストで紹介されているリサーチ法を実践することで
市長や採用担当者の思惑がわかってしまうのです。
ちょうどAという能力を持った人材が欲しいな〜と考えているところに、私はAという持ち味を持っている人物です!とアピールできます。
だから、本番まで安心して対策できます。特に、面接対策が不安で寝られない人には、このテキストで紹介されている自治体のリサーチ方法がお勧めです。
また、それだけでなく、リサーチした上での志望動機、自己PRの作り方が掲載されており、大変説得力のある文章が作れます。
例えば、私は今まで自分の地元でない市役所を受ける時に作った志望動機は以下のものです。
私は〜〜〜を大学時代に専攻してきました。
〜〜市では〜〜という街づくりに力を入れており、私もさらなる行政サービス向上に貢献し、
〜〜市を発展させたいと思い志望しました。
文章上は正しくまとめられていますが、担当者に熱意が伝わりませんし、他の受験生を比較して差別化できていないので、100%新卒に負けます。
そこで、このテキストに書かれてた手順通りに志望動機を作成した結果
若年層の流出が深刻化する中、私は〜〜〜という街づくりに力を入れている〜〜市に共感しました。
また、〜〜市は◯◯という問題が今後の最重要課題として掲げられており、
私の〜〜〜という能力がその課題解決をはじめ、日々の窓口業務、事務などにも幅広く役立てると思い、
〜〜市を志望しました。
という文章になりました。
どうです?後者のほうが本気度が担当者に伝わりますよね。
しかも、既卒の方が社会経験で培ってきた能力を即戦力としてアピールできるので、
新卒よりも、この既卒の方が欲しい!と思わせることができます。
これぐらい差別化しないと既卒の方は新卒に勝てません。
著者が市役所の元採用担当者だからこそ、市役所が求める人物像がはっきりわかりますし、彼らの心に響く文章が作れるのです。
一般書籍は当たり前に思うような悪い例、良い例の掲載例しかありませんし、
ジョブカフェなども担当者によってアドバイスが180度変わることがあり、自分の軸が定まらない状況に陥った人はたくさんいると思います。
ですから、市役所担当者の心境を熟知しているこのテキストで、しっかりと自分の志望理由と自己PRの軸を作って下さい。
そうすれば、本番まで安心して対策できますし、面接では自信満々で受け答えすることができます。
ただし、このテキスト、欠点を挙げますと
DVDの講座で外の雑音が入り、少し聞きづらい場面があります・・・
それでも、講義で解説している内容は職員の内情が伝わり、
自分がアピールすべき点が明確に思い浮かぶので、あまり問題になりません。
また、安達さんという個人が出版している講座になりますので
サポート限界などの理由で、いつ販売停止するかわからない状況です。
もし販売停止されてしまった際は、ご了承お願いします。
“市役所面接官が求める人物像を見抜く方法” への5件のフィードバック