国家2種の配点が公表された時、

教養科目と専門科目では後者の配点のほうが高く、

地方上級、市役所上級もそれに追随して専門重視の自治体が多いと思われてきました。

しかし、近年の自治体の配点を見る限り

専門科目よりも、教養科目の配点のほうが高い自治体が増えているように思われます。

例えば、2年前まで専門科目の配点が200点で教養科目の配点が100点であった石川県小松市は

平成26年度の試験では「専門科目100点、教養科目200点」と配点が大幅に変更されています。

大学卒業程度の試験でも、法律系など知識が要求される科目の比重を減らし、
代わりに知能試験で実力を計ろうとする傾向が見られます。

つまり、知識型の人間よりも
知能に優れた人材を欲しているということです。

二次試験においても、小松市はこれまで
2次試験は個人面接のみとなっておりましたが

今年度からはプレゼンテーション、集団討論という項目が追加されています。

大阪府ではプレゼンテーションのみで職員を採用する試験が数年前から始まっていますので、

今後地方もこの流れに追随していくことは間違いないでしょう。