市役所職員に本当に求められている能力とは

市役所職員はスペシャリストではなく、ジェネラリストと言われる。

スペシャリストは1つの領域に特化した専門家であり、
ジェネラリストとは広範囲に分かる広い知識を持ち総合的に業務をこなすプロである。

つまり、プロデューサーと同じような意味である。

一見、市職員の仕事は3年で部署異動となり
浅く広く一般事務と同じような仕事をしている印象だが

実際、大半の職員は市民要望、内部組織、業務委託業者の調整を適切に行い
業務をこなしていることが多い。

コミュニケーション能力が必要なことは確かだが、
より具体的に市職員に求められている能力を述べると
「調整力」が重要である。

あなたが市職員になると実感すると思うが

公務員は板挟みになる場面が多々ある。

例えば、市民から危険な状態にある空き家をどうにかして欲しいと要望を受けて
適切に対処すると回答したが、実際にはその空き家は危険空き家に該当するほど損傷が激しい状態ではなく
市民の要望に応えられない場合などである。

そのような場面では、市民の感情を逆なでしないように回答する調整力が必要になる。

面接の自己PRでは
仕事、バイト、部活、サークルなどで
様々な要望を考慮しながら、適切に調整できた場面をPRすると
面接官の心に刺さる可能性が高い。