公務員が仕事で抱えるジレンマ

昨年C日程で市役所に合格した元管理人に、市役所職員の仕事をする上で感じたやりがいや不満点を聞いてみました。

元管理人
私はこのブログを平成25年末に立ち上げて、去年の春から本格的に勉強し、11月にある市役所で内定を得ることができました。
今年4月から正職員として、産業振興関係の課で働いてきましたので、約10ヶ月間で働き感じたやりがい、不満点などを述べていきたいと思います。

まず、公務員は行政事務だけでなく、地域振興のために様々な施策を提案、実施することができます。

しかし、実際には様々な葛藤(ジレンマ)を抱え仕事をする場面が大変多いです。

具体例を挙げますと、自分が担当している課は産業振興なので、里山振興の企画がいくら盛り上がろうと
自分の担当外なので、里山関係の分野で立案することはできません。

せいぜい里山担当の市職員に助言する程度です。

その点、縦割り行政は根深く残っていると思います。
自分はサラリーマン、自営業と経験してきたので、自分の担当外は不干渉という意識が強い職場環境に最初は戸惑いました。

しかし、行政の発言は重大な責任が伴いますので、各々の職員が誤った知識で失言してまう状況を防ぐために担当を細分化する必要もあります。

また市職員の場合、他の自治体と連携にも弱いです。

自分は産業振興を担当しているので特に感じる点が多いですが、企業誘致に関して他自治体はライバルです。

県庁は県内全体の振興のために、自治体をまたいだ立案(交通網の整備等)ができますが、
市が他自治体と連携した立案を担当することはほとんどできません。

具体的には、A町からB町の駅までアクセスする道路が細く拡幅する必要があったとしても、B町にとってはA町が得してしまうので、拡幅しない事例があります。

そのような問題に対処できるのは県庁や国の機関になりますね。

そのかわり、地域を密着したイベントに参加することが多いので、市民と触れ合うことが好きな方に市役所は向いています。

県庁は市役所と比較して規模の大きなイベントや事業を行うことが多いので、自分の功績を残したい方は県庁が向いています。

つまり、市はミクロの問題を解決し、県はマクロの問題を解決するという立場の違いがあります。