本日、平成26年度の市役所上級筆記試験を受けてきました。

私が受けた自治体は10万人程度の地方都市です。

昨年までは専門試験の配点が200点、教養試験の配点が100点だったのですが
今年度は教養試験の配点が200点、専門試験の配点が100点でした。

そして、適性検査は内田式クレペリン検査でした。

クレペリン検査は単純な足し算問題を延々を解いていく検査ですが、
はっきり言って指が痛くなるほど長時間に渡って単純計算をします。

もし、本番ぶっつけが嫌だと思うなら、一般の書店でも適性検査の本がありますので
その問題を少しだけやったほうがいいと思います。

実際に、本番で説明を聞いて取りかかるより、書籍で前もって適性検査の問題傾向を把握していたほうが
本番で素早く対処できます。

そして、筆記試験についてですが
教養試験、専門試験ともに基礎的な問題が多かったです。

教養試験については、物理、数学、数的推理、判断推理など計算を伴う問題の占める割合が非常に高かったです。
恐らく半分以上占めていたと思われます。

それだけ柔軟な知能を持っている人を求めているのでしょう。

丸暗記の知識型人間では、教養試験で高得点を取る事が難しくなってきています。

また、専門試験においても、民法、経済をはじめ基礎的な問題が多かったです。
特に、経済は基礎的な計算問題や基礎的なグラフ読み解き問題が多かったので、これは経済を切り捨てた人を落とすための構成になっていたと思われます。

いずれにせよ、専門、教養共に計算問題、知能問題から逃げている受験生は落とす構成となっています。

受験生が嫌がる科目「数学、物理、数的推理、判断推理、経済」は基礎的な問題の出題が多かったので、
アレルギー反応を持たずに、最低限基礎的な問題だけでも解けるようにしておくべきです。

そして、今年の論文試験のテーマは
あなたにとって豊かな社会とは何か」というものでした。

800字程度の作文用紙を渡されました。

抽象的な論題なので、自分で具体的なテーマを絞り、独自の具体例を挙げて
特徴ある文章が書けると高得点が取れると思います。

私は少子高齢化や商店街衰退など、地方コミュニティの衰退を防ぎ、住民の自発的活力ある社会を構築することが
豊かな社会だと主張しました。

そして、具体例として行政が主催しているITフェスティバルなど事業家の交流の場を作り、新規事業の創造を促し、
地方都市を活性化させるという解決策を提示しました。

実際に、この交流によって新規事業が生まれれば、若い世代だけでなく、高齢者にも新規事業や雇用を生み出すので
少子高齢化を止められなくても、地域社会を復興させることができると主張しました。

長丁場の試験でで疲れましたが、この経験を書く事で次に市役所や地方上級を受ける人に役立つと思うので
今思い出せる事を書き殴りました。

特に、適性検査は不透明な部分が多いので
参考にしてみて下さい。