公務員の面接試験で求められる人材について市の職員に聞いてみた

当サイトでは面接試験対策の質問を受けることが大変多いので
今一度、公務員に求められている人物像について

市の職員にインタビューしました。

まず、公務員は過去に優れた実績を持っている人や、特別な企画力を持つ人だけを求めている
わけではない。

実績や企画力があっても、基本的なコミュニケーション能力がない人は落ちる。

では、コミュニケーション能力とは何か。

それは、市民や企業、そして職場の人に対して
情報収集を行い、情報を適切にまとめて、職場で連携し、意思を発信する能力である。

例えば、市民課の窓口業務においては
1.市民からの質問・要望を聞く(情報収集)
2.自分で適切にその質問・要望をまとめる(分析・調整)
3.その質問・要望に対応できる担当者ににその要望を伝えて情報共有する(連携)
4.市民に対して回答する(発信)

商工課においても
1.企業からの質問・要望を聞く(情報収集)
2.自分で適切にその質問・要望をまとめる(分析・調整)
3.その質問・要望に対応できる担当者にその質問・要望を伝えて情報共有する(連携)
4.企業に対して回答する(発信)

市役所はどこの課にいっても
まずは「情報収集」、「分析・調整」、「連携」、「発信」の4つの能力が大前提の基礎能力として必要となる。
この4つの能力を総称して「コミュニケーション能力」と言う。

あなたが自己PRに悩んでいるなら
この4つの能力が求められていることを意識して
「情報収集」、「分析・調整」、「連携」、「発信」した経験を書くと良い。
例えば、単なる接客アルバイト経験でも
注文を聞く→注文内容をまとめる→厨房に注文内容を伝える→厨房からお客さんまで料理を運ぶ
と4つの能力を活かす場面になっている。

既卒の場合
営業経験などより難易度の高い業務をこなしてきた
経験を語ることになる。

知識、技術は繰り返し業務を行うことで誰でも覚えていくことができる。

自分に特別な実績がないと卑下する必要は全くないので
着実に業務を処理できるコミュニケーション能力があることをしっかり伝えられる
自己PRの作成に励んで欲しい。