市役所で愛される人材とは

市役所は民間企業と異なり、数値化しにくい仕事が多い。

そのため、頑張っても評価されるか不明だし、どのような人が上司から気に入られるかわからない。

ところが、実際に市役所に働いてみると

民間企業は同じ視点から評価されている面と
公務員独特の視点から評価されている面があることに気付く。

ここ数日、西日本を中心に数十年あるいは100年ぶりにすごい大雨となり
多くの職員が泊まり込みで災害対応するなか
各職員の仕事に対する本音の態度が出たシーンが多かったので
今回のテーマを語ることにした。

まず、公務員独特の視点から評価されている面について解説する。

民間企業は営業職でどれだけ成果を挙げたかが評価される。
最近は法令遵守もきびしいので、金融業界ではクレーム数の少なさと獲得した売上の多さを総合評価したうえで
給与を決めることが多い。
つまり、過程ではなく、結果を重んじる傾向にある。

ところが、公務員の世界では
過程・仕事に対する姿勢を重んじる傾向にある。

例えば、大きなお祭り行事を市主催で開催する場合
関係する市民団体・企業との交渉をしっかりと行い
細かい連絡漏れ等のトラブルが起きないことを重要視する。

そして、上司には進捗状況をしっかりと報告し
業務が予定どおり進んでいない場合には
定時で帰らず、進んで残業する
ときには休日出勤して業務の遅れを取り戻す
という仕事に対する姿勢が評価される。

今回も大雨による災害対応業務に対する姿勢が
上司から仕事に対する姿勢を評価する大きなポイントとなっていた。

(緊急招集がかかることを予測できるほどの降水量のとき、大雨時に緊急招集がかかる前から
事前に市役所に来ていたか
災害対策本部が立ち上がった場合に
待機している間、帰りたい雰囲気をただよわせるほどの
嫌そうな顔をしていないか。

文章で起こすと当たり前のことに思えるが
休日返上で何日も市役所に泊まりがけで災害対応をすると
どうしても、それぞれの職員の仕事に対する本音の態度が出てしまう。

災害時の市民相談窓口を解説する業務においても
窓口開設を報告することしか私の担当分担マニュアルに書かれていないから
後は任せるという報告をするマニュアル人間がいたり

自分の手が空いていても
率先して忙しい職員を助けない人もいる。

一方で
交代が来て、自分の業務時間が終わっているにもかかわらず
引き継ぎがしっかりとできるように
余計に残って職員をフォローする人もいる。

つまり、仕事に対して責任感をもって
しっかりと遂行する「まじめさ」が人事評価する点において
大きく評価されるポイントである。

自分の斬新なアイディアで
イベントが大勢来たという数値で表れた成果も
もちろん評価されるポイントだが
そのイベントで関係者と詳細が打ち合わせをしていないため
細かいトラブルが起きているようではダメである。

成果だけではなく、
問題が起きないように
地道なこともコツコツととなす真面目な姿勢が重要なのである。

自分の担当業務だけでなく
・他職員が行き詰まったときにフォローしている
・災害対応時などは自分の担当業務・自分の時間優先ではなく、率先して対応業務にあたる姿勢
・勤務時間外でも市に尽くす態度

上記の項目が周りの職員から
評価を決定する。

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